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Columnコラム

2017 Aug. 3 英語で依頼や交渉をする際の丁寧な言い回し
Kanda Gaigo Extension

伝え方は、依頼や交渉の成功に大きくかかわります。英語には敬語がない代わりに、立場や相手との親密度に応じて言い回しをフランクにしたり、丁寧にしたりします。ここでは英語で仕事の依頼や交渉をする際に心がけたい丁寧な言い回しについて紹介します。

英語で依頼をする際の基本的な表現

日本語で依頼をする際に使われる便利な文言に、「よろしくお願いします」というものがあります。しかし、この言葉の直訳にあたる英語はありません。その代わりに、丁寧な表現を用いるのです。
たとえば、「~していただけますか」という丁寧な依頼表現には、”Will you ~?”や、”Can you ~?”というものがあります。これらの表現を過去形にして、”Could you ~?”や”Would you ~?”とすると、より丁寧です。さらに、文の終わりに”please”を添えてもよいでしょう。しかし、”please”を使う際には注意が必要です。丁寧な表現にしたつもりでも、「Please+命令文」という使い方はへりくだった表現にはなりません。結局のところ丁寧な命令文になるだけです。たとえば、”Please open the door.”(ドアを開けてください。)という表現は、少し丁寧に「指示」しているニュアンスがあります。そのため、「お願い」をするのであれば”Could you please open the door?”や”Would you open the door, please?”などと表現するのがよいでしょう。

ビジネスで役に立つ”if”を使った丁寧な依頼表現

そのほかにビジネスシーンでよく使われる依頼表現に、”if”を使ったものがあります。たとえば、以下のような表現です。
“I would be grateful if you could ~.”
“It would be appreciated if you could ~.”
これらのフレーズは、「~していただけると助かります」、「もし~していただければありがたいです」という意味です。「もしも相手に不都合がなければお願いしたい」という配慮がこめられています。”appreciated”(appreciate=感謝の過去形)を使う際には、主語が”It”となることに注意しましょう。

“if”を使った表現は交渉にも有用

上記のような”if”を使った表現は、交渉をスムーズに運ぶためにも役立ちます。たとえば次のような言い回しがあります。
“We would prefer it if we could ~.”(できれば~だとよりよいのですが。)
このフレーズは強く言いたくない場合や、遠回しに意思を伝えたいときに最適です。また、条件や提案を伝える際にも、”if”を使った仮定法の表現が役に立ちます。たとえば、以下のようなものがあります。
“If you ◯◯, we will △△.”(◯◯していただけるなら△△いたします。)
“If you ◯◯, we can △△.”(◯◯していただければ、△△できます。)
基本的な構成は、「If+主語+動詞, 主語+willまたはcan+動詞」です。依頼の際と同様に”will”、”can”を過去形の”would”、”could”に変えると、より丁寧な表現になります。

まずは、説明動画をご覧ください!

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