コラム
2019 Jul. 27
「好き」以外の「Like」の使い方とは?
Tom: What’s your hometown like?
Mai: …Yes. I like my hometown.
やってしまいそうなミスですね~。
…hometown…like…?に反応してしまい、
「ふるさとは好きですか?」と勝手に解釈。
Yes, I do と元気に答えてしまいそう。
一般動詞のlikeはもちろん「好き」でOK。
でもbe動詞+likeになると「~のような」という意味になるのです。
トム君は「君のふるさとはどんな所?」と聞いたんですね~。
What’s it like? 「それはどんなものですか?」
はフレーズで覚えてしまうと便利。
it のところに人や物を入れれば、いろいろと質問できます。
What’s your mother like? あなたのお母さんはどんな人?
What’s Sushi like? 寿司ってどんなもの?
What’s it like in Paris? パリはどんな所?
ざっくりした質問ですね~。
「パリの建築や人口や経済なんかが具体的に知りたいわけじゃないんだけど、
パリに住んでたって言うからどんな街だか聞いてみよう」というときによく使われマス。
会話を始めたり盛り上げるのに便利なんです。
一方、What do you like? What does she like? は「何が好きですか」と聞いています。
likeが一般動詞として使われているので、疑問文にはdo, doesを使ってるというわけ。
ところで「あなたってどんな人?」って、日本語では自然に聞こえる質問ですが、
英語で What are you like? とは言わないので気をつけましょう。
文法的に間違いではないのですが、
会話相手に向かってこういう抽象的な質問はしないのです。
答える人が目の前にいるのだから、
What kind of music do you like?
Are you a good cook?
What do you major in?(専攻は何?)
のように具体的に質問します。
つまり、be動詞+likeというのは客観的に
「~のようなもの」と言いたいときに使うものなのですね。
「英会話上達のコツは自分から質問することー!」とお話したことがあると思います。
You: Where are you from?
出身はどこ?
Partner: I’m from Los Angeles, California.
カリフォルニアのロサンゼルスよ。
You: What’s it like in Los Angeles?
ロサンゼルスってどんなところ?
ほらね?こんな感じ。
「どんなもの?」って聞かれれば説明しなきゃいけないわけで、
リスニングの練習にもなったりします。
まずは、説明動画をご覧ください!
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