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Columnコラム

2017 Dec. 13 第40回 コロンと分かりやすいコロン
Yuji Kadota

<ライバルに差をつけるBusiness Emailの書き方>

email 40
英語のPunctuation symbol(句読記号)の中で、日本人に一番馴染みのある記号はコロンではないでしょうか。時刻表にある 10:20 のように、「大:小」 で表すのがコロンの基本です。この「大:小」の派生として「概要:詳細」の意味でも使うことが可能です。

では、「コロン」の使い方を確認してみましょう。
次の英文でコロンを正しく使っているのはどれでしょうか。

1) Nancy has never been to China: Mike has been there five times.
2) The new members are John, Sales: Kevin, Marketing: and Meg, HR.
3) CIA: Central Intelligence Agency

いかがでしたか?正解は・・・
「2度あることは3度ある」とはならず、今回はすべて間違いではなく、3)のみが正解となります。
コロンの用法を確認していきましょう。

1)「Nancyは中国に行ったことがないが、Mikeはこれまでに5回ある」という内容で、逆接のbutが本来入るはず。接続詞の代わりとなるのは、コロンではなく第39回でご紹介したセミコロンですから、Nancy has never been to China; Mike has been there five times. としましょう。

2)「営業部のJohn、マーケティング部のKevin、人事部のMeg」と、コンマで細かく分けているものを、ひとかたまりのグループにしていますから、ここもコロンではなく、第39回でご紹介したセミコロンを使って、The new members are John, Sales; Kevin, Marketing; and Meg, HR. としましょう。

3)「A:B」 のようにコロンを使って、語句の定義や、頭文字の説明が出来ます。
たまに、FDA – Food and Drug Administration のようにダッシュを使って説明している英文もありますが、基本はコロンを使うと考えてください。コロンは表やグラフの内容説明にも使えますので、報告書をシンプルに書く際に非常に便利です。

A : B の形でAの内容をより詳しく述べていくのがコロンの役割です。第38回から第40回までご紹介したコンマ、セミコロン、コロンを駆使して、シンプルなビジネス英文Emailを目指しましょう。何でも実際に使ってみないと身に付かないものなのですから、このコラムを読んでくださった、はい、皆さん、コンマ、コロン、セミコロンの句読記号を、是非次のメールで使ってみてください。

 

 

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