コラム
2017 Apr. 5
第4回 気持ちが大事さ末尾敬辞
<ライバルに差をつけるBusiness Emailの書き方>
さて、前回のクイズですが、失恋して落ち込んでいる社内の友人に仕事のメールを書くとき、末尾敬辞をどう書くか、でした。このような状況の場合、前回ご紹介した Sincerely や Best regards などを決して使ってはいけないということではありませんが、仕事内容のメールであっても、相手が失恋して落ち込んでいることを十分知っていて、普段からお付き合いのある間柄ですので、今回の失恋を気遣い、 With great sympathy などの言葉を末尾敬辞として使ってあげましょう。
「声音」を変えることで感情をさまざまに表現できる電話と違って、Emailは「文字」だけなので、ヘタすると無味乾燥であなたの「お人柄」がまったく表れない英文をつくってしまう可能性があります。ビジネスEmailも人とのコミュニケーションですから、上手に「気持ち」を出してあげましょう。「気持ちを届ける」ことは、文法ミスのないきちんとして英文よりも大事なことだと思います。前回は、ビジネスEmailで使用する一般的な末尾敬辞をご紹介しましたので、今回は「気持ちを届ける」締めくくりの挨拶をいくつかご紹介したいと思います。
A) Looking forward to seeing you.
近いうちに会う約束などをしている場合。 Talk to you soon. としても良い。
B) Looking forward to hearing from you on this.
メールの返信を待っていますよ~と伝えたい場合。
C) Thanks for your cooperation on this.
協力をお願いしたい場合。前回の Thanks and regards, をカジュアルにした感じ。
D) I would be grateful for any help!
何かをお願いしていて、とにかくやってもらいたい場合。
E) Warm regards,
前回の Regards, より配慮があり気持ちが前に出る感じ。
F) Have a wonderful vacation
相手が休暇を取ることを知っている場合。
G) We look forward to working with you in 2018.
年末のご挨拶として。
何かのご縁があり、仕事であれプライベートであれ、お付き合いしている相手ですから、「気持ちを届ける」末尾敬辞を書いてあげましょう。私からは皆様に Stay tuned!
次回もお楽しみに!
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