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Columnコラム

2017 Mar. 30 第3回 省略しないで末尾敬辞
Yuji Kadota

<ライバルに差をつけるBusiness Emailの書き方>

email 3
昔どこかで聴いた曲の歌詞に「仕事をしていた良かったわ」というフレーズがありました。失恋して行き場のない想いに押しつぶされそうになっても仕事をしている時間だけは少しは気が紛れている、みたいな歌だったと記憶しています。さて、社内の、ある友人の恋愛相談をずっとしてあげていたあなた。しかし、悲しいことにお別れが訪れてしまい、別れ話もたっぷり聞いてあげました。翌日その友人に仕事のメールを送り、文面の最後に Best regards と書いて送信しようと思いましたが、なんだかしっくりきません。
Regards,Sincerely, などの末尾敬辞を実際に使って書いてみたり、送信されたEmailでご覧になったこともあると思いますが、末尾敬辞はこれだけではありません。実は第1回目と第2回目でご説明した冒頭敬辞以上に、バリエーションが豊富なのが末尾敬辞なのです。日中、頻繁にやりとりをしている相手であれば、この末尾敬辞を省略して自分の名前だけで終わることもありますが、Emailの内容や相手との関係を考えながら、ふさわしい末尾敬辞を使ってみましょう。

まずは、ビジネスの現場で一般的なものからご紹介します。

A) Sincerely,
最もフォーマルな形。 Sincerely yours, や Yours sincerely の形もあります。

B) Best regards
よく知らない相手への最後の言葉。フォーマルに敬意を表しています。

C) Regards,
よく知っている相手に一般的な内容のメールを書くとき。Best, と書くこともできる。

D) Thanks and regards,
書いたメールの中で何かをお願いしていたり、リクエストしている場合。

E) Thanks and best regards,
上の Thanks and regards, をさらに丁寧にした形。

さて、冒頭の失恋状況に話を戻しましょう。あなたの友人に、上で述べた A)~E) のどの末尾敬辞を使って書けばよかったのでしょうか。それとも、A)~E)以外の表現を使ったほうが良かったのでしょうか。答えは次回のエッセイで。
皆様とのお付き合いはこれで3回目となりますが、まだまだ始まったばかりなので、Best regards, の末尾敬辞でこの回は終わりたいと思います。

 

 

 

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