英語力をキャリアアップに活かすためには、自身の英語力を証明することが大事です。ここでは、英語力をキャリアアップに活かす具体的な方法について紹介します。

自分の英語力を証明できる形にしよう

ダイバーシティの考え方が一般に浸透しはじめた昨今。年齢や性別にかかわらず、個人が有しているスキルのみを重視して、人材を募集する方針を掲げる企業が増加傾向にあります。そこで、自分の持っているスキルを客観的に示しておくことは、あらゆる面で有利に働きます。例えば、日本で知名度や利用価値が高いものとして、TOEICが挙げられます。スコアによって明確にレベル分けができ、それによって運用可能な範囲をはっきりと相手に伝えることが可能です。ほかにも、「英語検定」や「通訳案内士」のように、英語力を証明する資格はたくさんあります。

また、これまでに留学や海外インターンシップを経験したことがあれば、その経験をポートフォリオにまとめておくのもおすすめです。実際に自分が作成した英文資料や研究論文、プレゼンに使用したスライド資料などを整理し、面接でアピールツールとして使用しましょう。

キャリアアップのためには前向きな意欲を示すことが大事

転職の際には、企業側が求めているスコアがある程度はっきりとしています。自分のスコアが足りない場合は、どうしても消極的になってしまいがちですが、今後の目標をアピールし、前向きな意欲を示すことで、よい印象を与えられるはずです。また、キャリアアップの機会は転職だけではありません。今いる職場で、英語力を活かして仕事がしたいという意思を上司に伝えておくことで、キャリアアップに繋がることもあります。せっかくスキルがあるのに宝の持ち腐れになってしまう…、ということのないように、チャンスを掴みにいきましょう。

英語力を活かしてキャリアアップできる職種とは

英語力が重宝される仕事はたくさんありますが、なかでも特に需要が増えている職種を紹介します。

■貿易事務
貿易関連書類の作成など、取引全般に関わるため、英語力が求められます。

■商社の営業職
世界中と取引を行うため、貿易事務よりもさらに高レベルな英語能力が求められる職種です。

■秘書
海外との交渉が多い企業では、柔軟な対応力を求められる秘書の仕事も、英語スキルが必須となってきています。

■メディカルライター
英語で書かれた医学論文をミスなく読解し、文章に起こす仕事です。英語力だけでなく、医薬分野に関する専門的な知識も求められます。