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現地に旅し留学する感覚を味わいながら、言語と文化を学ぶユニークな空間、それが、MULC(マルク)です。本学の専攻言語をカバーした7つの言語エリアには、各々の生活文化を代表する街並みや建物が再現されています。また各言語のネイティブ教員が在籍し、豊富な書籍やCD、DVD、衛星放送、さらには留学生との交流など、現地さながらの外国語環境にひたり、異文化コミュニケーション力を身につけます。
中国東部、山水の美しさで有名な、蘇州にある世界遺産となっている名園「拙政園」(せっせいえん)や「留園」(りゅうえん)を参考に、中国庭園を彩る建造物や鑑賞、瞑想用に配された複雑な形をした奇石・太湖石(たいこせき)などを再現しています。
アンダルシア地方の民家に見られる「パティオ(中庭)」をモチーフとしたエリアです。石畳の床に井戸を設け、壁面は季節の草花や工芸品などで飾り、アンダルシア地方の生活に根付く、美しい憩いの場を再現しています。
韓国の伝統家屋「ハンオク」を再現しています。漆喰で固めた瓦屋根と塀を設けた平屋建てで、家屋の中央に「マダン」と呼ばれる小さな庭空間を持っているのが特徴です。床下には伝統的な床暖房「オンドル」用の薪、家の前にはキムチなどの漬物に使う大瓶が並んでいます。
タイの首都バンコクの青空に映え、一つとして同じもののない煌びやかな黄金の伝統建築。そうした建造物の中から、タイ古来より伝わる休憩所「サーラー」を構築。タイ独特の、朱の柱に豪華な細工が施された金色の屋根が太陽の日射しに照り映える様を再現しています。
豊かな自然と信仰に包まれたバリの伝統的家屋をモチーフとし、人と自然が調和した庶民の生活環境を再現しています。入口にいくつかの悪霊除けの工夫が見られるのが特徴で、開口部の小さい門に、「アリン・アリン」と呼ばれる魔除の壁を建て、曲がった道が苦手な悪霊を入りにくくしています。また門の正面のガネーシャは悪霊を見張っています。
ベトナム中部にある世界遺産「ホイアン」の街並みを参考に、旧家の店舗となる前家部を再現しています。間口は狭く、実際は奥に長く、前家から子棟、橋棟を渡した中庭、居住空間の後ろ家に裏庭と、うなぎの寝床のように続いています。屋根は薄手の瓦を陰陽の形に交互に敷き詰め、大量の漆喰でかまぼこ状に固め、台風にも飛ばされない重さ、構造となっています。
ポルトガルの中西部に位置し、中世の美しい街並みを今にとどめる世界遺産「オビドス」の通りを参考に、白壁の続くアーケードを再現。青や黄色に縁取られた扉や窓、鮮やかなブーゲンビリアの花や独特なタイル装飾「アズレージョ」に飾られた白壁が、美しくノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
国籍にとらわれない開放的でモダンな空間に、世界各地のポスター、カレンダー、地図や本、CD、DVDなどが用意され、その場で手にとって閲覧することが出来ます。ドイツのキッチンやフランスのエッフェル塔のミニチュア、アラビア語で書かれたコーランを読むための書見台など、ユニークな小物類も配置されています。ロシア語、ドイツ語、イタリア語、アラビア語など、本学で選択外国語として学べる言語の学習をさらにここで深めることができます。
各エリアの環境設計は、「五感で味わえる本物」をテーマにリアリティを徹底して追及。多くの博物館や歴史資料館の空間構成、展示品製作を手がけてきた丹青社が、神田外語大学と共に総力をあげてプロデュースしています。数ヶ月に及ぶ綿密な調査をし、現地の建築素材を最大限に使い、現地の職人の手で作りあげられたもの。異文化に対する敬意を形にしたスペースです。

多言語コミュニケーションセンター(通称MULC マルク)は、多目的型の多言語・多文化フロアです。現地の雰囲気にひたりながら、ネイティブの先生や留学生と会話したり、衛星放送を見たり、本、CD、 DVD等を利用することができます。
各言語の歌やスピーチの練習、料理、衣装、映画等についての文化セッション、さまざまな講演会も開かれます。新たに学びたい外国語のチェックの場として、また、海外旅行に行く前の下見にも役立ちます。ぜひ足を運んでみてください。
皆さんの自由な関わり方でマルクをおおいに活用してください。

一足先にオープンした6号館の自主学習センター「SALC(サルク:Self-access Learning Center)」には、英語のラーニングアドバイザーが常駐。いつでも「自分に最適な学習方法」を見つけることができます。
さらに擬似留学体験スペース「ELI(イーエルアイ:English Language Institute)」や少人数語学教室、メディアセンターなどを配置しました。既に多くの学生たちが、語学力とともに問題解決能力を養い、国際社会へと羽ばたいています。
※この「英語の自立学習支援の新システム」は、文部科学省『特色ある大学教育支援プログラム(GP)』に採択されました。