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2017冬季アジア札幌大会で全国外大連合の学生たちが通訳ボランティアとして活躍しました

2017.02.27
神田外語グループ
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 2月19日(日)~2月26日(日)「2017冬季アジア札幌大会」が、北海道札幌市、帯広市で開催され、全国外大連合※1に所属する関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学の学生86名が通訳ボランティアとして活躍しました。

 
参加している学生たちは、各国のチーム付通訳、大会役員付通訳、運営局のサポート、練習・試合後の選手たちのケア、日常生活でのサポートなど、いろいろな役割を担いました。
 
学生たちは全日程参加組、前半組(2月11日~)、後半組(2月19日~)に分かれて業務にあたりました。
ボランティア活動を通して、語学力と共に、外国人選手との交流や業務の調整などから、異文化を理解することの大切さを学んびました。

本大会には、アジア・オリンピック評議会※2に加盟するアジアの45の国と地域の中からエントリーがあった29の国と地域に加え、冬季アジア競技大会初参加となるオセアニア地域から、オーストラリアとニュージーランドがゲスト参加しました。

各国からの参加選手たちは、2018年に韓国で開催予定の世界的なスポーツイベントに向けた、前年の大会として最終調整を行っていました。
 
※1 全国外大連合...http://www.gaidai-rengo.jp/aboutus

※2 アジア・オリンピック評議会...http://www.ocasia.org/
 

◆2017冬季アジア札幌大会 開催概要

 【日時】

2017年2月19日(日)~2月26日(日)
 
【会場】
サッポロテイネ(札幌市手稲区手稲金山172)
札幌市白旗山競技場(札幌市清田区真栄502番地1)
札幌市宮の森ジャンプ競技場(札幌市中央区宮の森1条18丁目)
札幌市大倉山ジャンプ競技場(札幌市中央区宮の森1274)
さっぽろばんけいスキー場(札幌市中央区盤渓410番地)
帯広の森屋内スピードスケート場(帯広市南町南7線56番地7)
北海道立真駒内公園屋内競技場(札幌市南区真駒内公園1-1)
西岡バイアスロン競技場(札幌市豊平区西岡)
札幌市月寒体育館(札幌市豊平区月寒東1条8丁目)
札幌市美香保体育館(札幌市東区北22条東5丁目)
札幌市星置スケート場(札幌市手稲区星置2条1丁目12-1)
札幌市カーリング場(札幌市豊平区月寒東1条9丁目1-1)
 
【参加国】
中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ホンコン・チャイナ、日本、大韓民国、マカオ・チャイナ、モンゴル、チャイニーズ・タイペイ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカ、バーレーン、レバノン、カタール、アラブ首長国連邦、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、東ティモール民主共和国、イラン・イスラム共和国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、オーストラリア、ニュージーランド(全29の国と地域)
 
【参加学生】(通訳ボランティア) 
関西外国語大学14名
神田外語大学42名
京都外国語大学8名
神戸市外国語大学4名
長崎外国語大学7名
名古屋外国語大学11名
 

▲アイスホッケー公式練習の様子

▲カーリング男子予選の様子

◆参加学生インタビュー

神田外語大学 国際コミュニケーション学科3年 須藤一流さん

本大会で3回目の通訳ボランティアになります。今回は2月11日(土)~19日(日)の前半組として参加しました。韓国チーム付通訳として、私が窓口となり洗濯、食事、交通手段の手配など、選手団の生活に必要なことは通訳業務を通して全てサポートを行いました。選手単独での要望よりも、韓国のNOC※3からの依頼を元に業務を行いました。通訳ボランティアの仕事には、外国人選手の方々が普段の生活で何を気にするのかなどを推測していく能力が求められます。これは言葉だけでなく、韓国の文化や生活習慣を理解しようとしないと出来ないことだと思っています。例えば、外国人選手団は食事の際、母国の食べ物を食堂に持ち込む場合が多いです。ホテルによっては、食事の持ち込みが禁止されている場所もあり、私がいない時に韓国語が通じないホテルの担当者に選手団が注意されて、嫌な気持ちにならない様、先回りして確認しておくという気遣いも大切だと思います。外国人選手は一度信頼関係を築くと、家族の様に受け入れてくれます。日本に来ていただいて気持ちよく生活をしてもらいたいという想いもありますが、日本にいる以上、外国の文化を通し続けることはできません。私は通訳として、日韓両国が良い関係を築けるように配慮し、選手たちに最高のパフォーマンスを発揮してもらえるように調整をすることが、一番のやりがいになっています。

※3 国内オリンピック委員会...https://www.olympic.org/ioc-governance-national-olympic-committees
 

▲韓国チーム付通訳 須藤一流さん

▲札幌プリンスホテルにて業務にあたる学生たち

関西外国語大学 外国語学部 英米語学科2年 中川路大輔さん
各国のNOCから要望がある、車両や選手の食事の手配、VIPの来訪時間の確認など、幅広く業務を行いました。語学力だけではなく、調整力が必要な仕事を任されます。今大会では、イランのNOCの対応を通して、イランという国の文化や物の考え方の違いを学びました。現在進めている案件では、会議で書類の不備が見つかり、申請手順などを巡ってイランと日本のビジネスルールの違いを感じることもありました。イランでは正しいと思っているやり方でも、日本では正しくない。またその逆もあります。両国には独自のルールがあり、会議をスムーズに進めていく上では、双方の国がお互いの国のルールや文化の違いを理解し合わなければなりません。私はその調整役として、言葉と共に生活習慣や文化の違いを学びながら業務にあたっています。通訳ボランティアの仕事は、通訳業務のみに留まらず、国ごとのビジネスルールなどを配慮しながら行う責任感のある仕事だと思っています。就職はまだ先ですが、将来ボランティア経験から学んだことを活かしていければと考えています。
 

▲運営事務局付 中川路大輔さん

▲アパホテル&リゾート内の様子

◆参加学生の声

神戸市外国語大学 第二部英米学科4年 林成実(リム ソンシル)さん

第3回通訳ボランティア育成セミナーに参加して、人材バンクに登録し、今回初めて通訳ボランティアに参加しました。今大会では、韓国のNOCアシスタントとして、選手滞在先ホテルにある韓国選手団の事務所より出てきた大会概要に関する質問や、宿泊先、食事、交通手段の手配など幅広く業務を行いました。初めての参加ですが、思っていた以上に多くの方々が大会の運営に関わっていて、連絡一つとっても、担当者が沢山いるので調整が大変難しかったです。通訳の仕事は、自分なりの解釈をするのではなく、通訳をする相手が本当に聞き手に伝えたいと思っていることは何かということを、しっかりと確認することが大切だと学びました。分からないことは必ず確認できるように、信頼関係を作っていくことが語学力以上に重要なことだと思います。
 

長崎外国語大学 日本語専修4年 薛楽(セツ ラク)さん

第2回通訳ボランティア育成セミナーに参加し、ボランティアに興味を持ち始めました。私は中国チーム付通訳として業務を担当しました。選手団、事務局の担当者の方は非常に忙しいので、誰かに仕事を指示して貰うのではなく、自ら仕事を探していくということが大切だと実感しました。通訳の仕事以外に、監督や選手からの要望に対する調整を円滑に行うことが、私たちに強く求められていると感じました。まだボランティアが始まって数日ですが、決められたことだけを行うのではないので、自ら考え行動する力が身に付いてきたと思っています。今大会では、組織委員会との担当者や選手たちとの交流を通して、多くの方々との出会いがあり、ボランティアに実際参加しないと味わうことが出来ない経験をすることができたと思っています。
 

神田外語大学 国際コミュニケーション学科2年 分部大(ワケベ ダイ)さん

1年時の夏に東京都足立区で行われたゴールボールの大会での通訳ボランティアが初めての経験です。今回の大会で約8回目の参加になります。第1回通訳ボランティア育成セミナーに参加し、人材バンクに登録しました。登録すると事務局からスポーツや教育など、いろいろなボランティア情報を提供してもらえるので、積極的に参加しています。今大会では、カタール、パキスタンチーム付通訳として業務を行いました。カタールのチームでは、携帯電話用のSIMカードが欲しいと要望があったので、一緒に電気屋に行って、選手と店員さんの間で通訳をしたり、ホテルでは体調の悪い選手に付き添って医務室に同行したりしました。カタール、パキスタン両チームを担当するのは初めての経験で、イスラム教の祈りの時間帯や方角などを一緒に確認する時間もあり、異文化を学ぶ大切な機会になりました。私は語学力と共に、外国人とお互いの文化を理解し合おうとする心が一番大切だと思います。言葉はただ自分たちとは異なる国の人と話すだけのものではなく、文化や生活習慣を理解しあうためのものであると思っています。私にとってボランティアに参加することは、自分の人間力を磨いていくためのものだと考えています。
 

▲通訳業務にあたる分部大さん

▲通訳業務にあたる外大連合の学生たち

◆事務局担当者インタビュー

第8回札幌アジア冬季競技大会組織委員会
総務部 式典課 ボランティア係長 小野寺智哉 様
学生たちは担当したNOCに寄り添い、信頼関係を築きながらすばらしい活躍をしてくれました。全国外大連合の学生たちには語学力の高さを期待し、依頼をさせていただきました。各国のNOCからの評価も高く、頼りになるアシスタントとして活躍してもらい、期待に十二分に応えてくれたと思っています。今後も、学生たちにはいろいろな場面で経験を積んで、活躍の場を広げていってほしいと思っています。



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